「つづく。」の「。」取れる

とうとい話

2024年4月12日、みやりか新曲「つづく。」配信リリースします!(一部4/5…Youtube Music,Spotify,etc.)

これはとても意味のある曲で、現在制作中の3枚目アルバムのタイトルにもなっている曲。

昨年2023年4月末にみやりかはステージに立ち、ライブを始めてまもなく一年になろうとしている。

昨年の5月1日に金沢市円光寺のExtreme Jamの“月曜の夜宴”に出演させて頂いたことはまだ鮮明に覚えてる。

しかし昨年の3月、実はみやりかにとって苦い思い出がある。

みやりかはステージでも公表しているように、重度のシェーグレン症候群と戦っている。

シェーグレン症候群とは唾液、涙も出なくなるという不治の病でみやりかは大変な苦労を重ねてきている。

シェーグレン症候群と分かってレコーディングも重ねてきた。

それも精一杯だった。

たしか昨年の3月だった。

あるライブに出演して一曲も歌えずにステージを下りた。

暖房の風を直接ステージで受けて乾燥して1曲目の途中までしか歌えなかった。

涙も流した。

これで終わりかとも思った。

しかしここで立ち上がるのがみやりか。

これで終わらせてはいけないと思い、4月末にもう一度チャレンジ。

そして5月1日にもJamの「月曜の夜宴」に出演して歌いきった。

そして今に至っている。

しかしこの経緯の前に、一度だけみやりかは音楽を辞めると決めた事があり、自分としてはそれも致し方ないと思ったこともあった。

それで3枚目のアルバムを最後にみやりかは音楽活動を辞めることになっていた。

そしてその時にみやりかに最後の曲と思って書いた曲がこの「つづく。」だった。

この曲、今改めて聴いてみたら人に聴いてもらおうという気持ちが一切無く作ったことが改めてわかった。

考えてみたらみやりかだけでなく、他の人に提供している曲もほとんどそうだ。

誰かに聴いてもらうというより、その歌う人とだけ向き合って書いてる曲が多い。

2015年を期に作家活動がそんな傾向に変わってきている。

誰かに聴いてもらう。

それが歳を重ねる毎に無くなってきている。

歌ってくれるシンガーと向き合う。

その中でもこの「つづく。」は特に誰かに聴いて欲しいという気持ちが全く無い作品だと思う。

そしてこの曲…

当時はタイトルを決めずに、これを最後の曲に「頑張れ!」とメッセージを込めて渡した。

歌詞の内容は、みやりか次第でまだまだ音楽を続けられると言うメッセージを込めて書いた。

次に歌う時はきっと人の前で歌いなさい!

このような気持ちを込めて書いた。

そしてタイトルはみやりかが「つづく。」と付けた。

この“つづく”の後の“。”がみやりかを物語っている。

つづくのだけど終わらせてしまう自分がいる。

彼女は引っ込み思案で臆病で、自分を抑え込むところがあり、しなくていい苦労を重ねていた。

これはまだ今もちらほら。

だから「原色」という曲も生まれた。

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自分の心の中に居る厄介な奴を退治する為に心の中に旅をするという歌詞。

このようにみやりかはこれまで大変な苦労を重ねて来ている。

そしてこの度の「つづく。」の配信リリース。

これを今改めて聴いてみるとよく歌ったと思う。

途中からテンポが早くなり、息つく間もなく言葉が埋め尽くされているところ。

そして最後の歌詞、

♪ 私の歌を みんなに聴かせる

だから必ず次の歌 みんなの目の前で歌う ♪

まさに今ライブでこれを叶えている。

だからこそこの「つづく。」は何よりも大切な曲になった。

いや、みやりかが何よりも大切な曲にした。

最後に。

誰かに聴いてもらうという気持ちが無く作ったこの「つづく。」を配信リリースする。

今年66歳になる自分としては、

「排泄」しておこうって感じかな。

賛否両論なんてどうでも良くなってきて、人と向き合えて書いた曲を排泄することで明日を見ているような気がする。

みやりかもこの「つづく。」をリリースすることで、「つづく。」の終止符「。」がやっと取れたのでは。

これでもう大丈夫。

「つづく」だ。

enu-G

acoustic duo…Nイズム feat.みやりか

Nイズム feat.みやりか
acoustic duo...Miyarika sings N-ism...

みやりかオフィシャルサイト

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