「負の遺産」by 中村

とうとい話



偶然の巡り会いにしては!

5月25日にひたちなか市の“横道屋”にてNイズム feat.みやりかのライブ「The Siren」の出演が実現したこと自体スゴイことなのだが、今年2月23日に滑川市のワンカフェで偶然に知り合った、この「The Siren」の主催者、中村さんのCDアルバム「負の遺産」がとても良い。

「シンディア」でガツーンときておなじみの「シャンゼリゼ」

そこからが圧巻!

「浮沈軍艦」辺りで少しサチュレーションが下がる?

ここまで呼吸を止めて聴いてしまうほど。

この 「負の遺産」は良いの前に大好きだ。

これを聴きながら中村さんに電話してしまった。

久しぶりに聴く大好きな音楽。

良いとかスゴイとかは後にして大好きな歌が詰め込まれている。

会議室でスマホで録音したそうだが、その環境も味方にしてしまっているようにも思う。

ライブでもチラホラ聴こえていた中村さんのスイートなところがハッキリ聴こえる。

力強さでメッセージをぶつけるだけではなく、「Sweet Music」だ。

「Sweet Soul Music」だ。

そして思ったこと。

この「負の遺産」に入っている曲に触れたいと思った。

それは自分勝手にね。

先程、「Sweet Soul Music」と書いたが、ギター、オルガン、ベース、ドラムという編成、そう、ブッカーT & エムジーズみたいな音で中村さんの曲をアレンジしてみたいと思った。

中村さんのソロの弾き語りは全て本人にやって貰うのが一番なんだけど、中村さんの作品はオーティス・レディングやドン・コヴェイ、まあ昔のアトランティックやスタックス・レーベルのサウンドみたいな感じでアレンジしたら本当に和製スイート・ソウルになると思う。

今、コサエルミュージックで、色んなシンガーソングライターの曲をアレンジしてリリースしているが、中村さんの作品は、ソロの弾き語りも含めて触れてみたい一番の作品だ。

偶然の巡り会いはライブだけでなく、このような素敵な作品にも巡り会わせてくれた。

最近つくづく思う。

これ、歳を重ねたからのご褒美だと。

昨年「老いて得るご褒美」という曲を書いて天埜うみが歌ってメモリアル的に配信リリースしている。

それは家内の母に贈った曲だが、「老いて得るご褒美」の通り、最近良い音楽に巡り合うことは自分にとっての「老いて得るご褒美」だと思う。

いよいよ六十路も半ばを過ぎで古希へと向かうが、この中村さんの「負の遺産」は強力な精力剤となりそうだ。

こうしたい、ああしたい、欲望こそ明日を素敵にしてくれる。

いいタイミングで良い作品に巡り合えた。

マジでなんとかしますよ!

6月7日のおやすみ工房でも何曲か紹介します。

最後に、このライブ「The Siren」では最初に中村さん、そして次に高橋賢一さん。

このお二人は完全にリンクされていて聴きごたえがあった。

中村さんの歌詞の一部一部に突き刺され、高橋さんの歌詞にえぐられたって感じ。

特に高橋さんの歌、歌詞を聴いて自分もこの歳、もっとストレートな言葉を選んでもいいのかなと思った。

高橋賢一さんの作品もじっくり聴いてみたい。

色んなことを教えられたライブでもあった。

enu-G

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