「シーグラス」
西村薫の曲をアレンジするのは2曲目。
「ここにいる意味」も心地よくアレンジ出来たが今回の「シーグラス」も本当に心地よくアレンジ出来た。
そのアレンジには賛否両論あって当たり前だから、これはこれでひとつのアレンジだと思う。
オレが曲を触るとどうしてもこうなってしまう。
考えたら古臭いかな。
爺が触ったからこうなってしまったと思ってくれ!
しかしこの曲、古くさい人間にはとても響く。
そして歌詞が素敵な上に、西村薫が何を言わんとすることがわかっているからこちらも心が入ってしまう。
そんなこんなで一応形が出来た「シーグラス」。
とても良いですよ!
今の時代にはこういう歌がもっと流れないといけない。
そのファースト・テイクをCDにして無料配布するそうだ。
これ、貴重なテイクです!
このオケで歌って間もないからこその歌が収録されている。
力が入ってしまっているのも良い。
これから歌い込むとどんどん良くなるのはわかっているが、ファースト・テイクにしか残らない歌の良さってのがある。
これを何年後かに聴き直したらなんとも言えない良さが聴こえてきて、それを受け入れることも出来る時が来る。
これが歌のヒストリーって言うのか、歌が生き物である証拠だ。
このファースト・テイクを手にする人、いつまでも大切に持っていて、リリースした作品と聴き比べてください。
宝物だと分かります!
「シーグラス」ぜひ末永くお聴き下さいませ!
enu-G